騎馬隊のファンタジア

  • 2011.02.28 Monday
  • 17:56




前回の店長日記の続きです。

聖者祭「ムーセム」が開催されていた村では

同時に騎馬隊によるファンタジアも見学することができました。



10人ほどで構成される各騎馬隊が

一列に並び一直線に駆けてきます。



隊長の合図によって

一斉に銃を鳴らします。

この瞬間、他の隊員より先に、あるいは遅れて銃を鳴らした者は

馬から降りなければなりません。

息のあったチームプレイが問われる競技。







ファンタジアの魅力は

何といっても一瞬を競う緊張感。

そして恐怖を感じさせるほどに鳴り響く

馬が駆ける足音と銃のさく裂する音。



太古より、このような騎馬隊が

敵の侵入を封じ、

部族社会を守ってきたのでしょう。

その勇ましさ、一瞬の迷いも許されない闘う男の姿が

このような競技として今も受け継がれているモロッコ。







「男らしさ」なんていう言葉は

最近では、差別用語と認識される場合もあるようですが

それでも、このファンタジアを見ると

騎馬隊の男らしさを素直にかっこいいと思えました!!





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聖なる水と聖者祭「ムーセム」

  • 2011.02.26 Saturday
  • 07:21




イスラーム暦(ヒジュラ歴)の第3月(第1月)12日は

預言者ムハンマドの誕生日として知られており、

モロッコを含む多くのイスラーム諸国では

この日、預言者の生誕を祝います。



この生誕祭「マウリド」に合わせて

滞在先のベルベル村から30km近く離れた近郊の村では

「ムーセム」という聖者祭が開催されました。







モロッコは、聖者信仰が盛んな地域の一つ。

市内でも農業地帯でも、聖者廟(ダリーフ)をよく見かける。

ここに埋葬された「聖人」の多くは

その地域において社会的、宗教的な役割を果たした人。

ここを訪れる人は、端的に言うと

日本の神社を訪れるような感覚で

病からの回復や子授け、安産など

人生の中で生じる様ざまな問題に対する解決を祈願する。

その他、イスラーム神秘主義(スーフィズム)として知られる

修行を通じて神への接近を試みる人の姿も廟の中で見られる。







私が訪れたムーライ・アブドゥッラー・イブン・ウフサインの廟でも

多くの方が祈願に訪れていました。

中でも、廟に併設された中庭でくみ上げられる井戸水は

聖性があると信じられていて

この御利益を授かろうと絶え間なく人が押し寄せていました。

私と、一緒にいた従姉も、もちろんいただいました!



モロッコの聖者信仰に関する論文は、何度か読んだことがありましたが

ムーセムを見学したのは、初めて。

このような習慣は、一部の人には

イスラームの慣行に反すると非難されていますが

人が何かを祈願するとき

身近な自然や尊敬できる人物に

その拠り所を求めてしまうというのは

神道の文化が根ざしている日本からやってきた人間にしてみれば

受け入れやすい。



スーフィズムの浸透が

この地域の一般民衆のイスラーム化を加速させたという説からも

イスラーム信仰が広まる以前、

この地域には、自然崇拝など土着の信仰があり

その伝統と調和しながらイスラーム信仰が受け入れられ

現在に至っていると考えられる。



この日は、騎馬隊によるファンタジアも催されていて

小さな村が賑やかな歓声であふれていました。

ファンタジアについては、また次回ご紹介します。







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バイリンガル女性の学習方法

  • 2011.01.24 Monday
  • 05:46
このベルベル村は

マラケシュから20数キロしか離れていませんが

現地の家庭では、主にタシュリヒート語(ベルベル語のひとつ)が話されます。



最近では、学校教育やテレビの影響で

若い世代の間では、タシュリヒート語とダリージャ(マグリグ方言)を

操るバイリンガルな方が多いですが

年配の方や学校に通った経験のない女性などは

タシュリヒート語オンリーの方も多いです。



近所のマダムたちが集まると

多くの場合、タシュリヒート語での会話が飛び交うのですが

ときどき、アラビア語を主に話す方がいらっしゃいます。

タシュリヒート語は理解できるけど

アラビア語のほうが操りやすいという方です。



なぜ?



今では、すっかり少なくなった市内出身のマダムたちです。

彼女らは、結婚後にタシュリヒート語を習得されたのです。

もちろん、マラケシュ居住者の中には

ベルベル系の方が多くらっしゃいますので

小さなころから無縁ではなかったタシュリヒート語。

それでも、異なる言語を主とする地域にお嫁に行くというのは大変。



毎日のマダム談話の中で

少しずつ覚えていくのだそうです。

お話し好きのマダムたちだからこその

テキストいらずのスピード学習方法です。



彼女たちを見習って

ペラペラにアラビア語をしゃべれるようになりたいものです。







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雨の後の輝き

  • 2010.12.25 Saturday
  • 02:48




ここのところ、雨に恵まれ

作付けした小麦たちが

一斉に芽を出してきました。



このベルベル村が

潤いにあふれる季節の到来です。

雨の恵みは、大地深くに浸透し

生命に息吹を与える。

あちこちで芽生えた緑が

雨のしずくをのせて輝き、眩しい。







今日は、朝からクロサ(ロバ車)で畑へ。

先日畑デビューした野菜たちのうち

白菜は、見事に鳥さんに食べられていましたが(大ショック…)

他の野菜は、少し大きくなっていました。



取りたてのハーブでお茶を入れ

早朝から畑に出ていたアジジ(パパ)と一緒に

まずは、一杯。

透き通った空気の中で飲むお茶は、一段とおいしい!







このハーブは、「アッサールミヤ」。腹痛に効くと言われている。





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アーシューラーの断食

  • 2010.12.16 Thursday
  • 21:38




今年も子供たちの太鼓の賑やかな季節がやってきました!

アーシューラーについては、去年の日記でも紹介したので

こちらをご覧ください〜!



ところで、今年は私も断食をしています。

真夏の断食に比べ

この季節は、比較的容易に過ごせます。

が…

今現在、お腹グーグーなっています…

お腹すいたな…



昨日の夜から、太鼓の音とともに

子供たちが家にやってきています。

毎年、どんな仮装をしてくるのか

とても楽しみに待っていますが、

今年は、まだカリシュラの準備ができていない…

ということで、「また明日来てね〜」と

子供たちにとっては、可哀そうな結果に。



そうこうしていると

弟くんが、ナツメヤシの実、ピーナッツ、ひよこ豆、クルミなどと

カリシュラの材料を昨夜遅くに持って帰ってくれました。

これは、家族みんなで少しずつ分けて食べます。

普段、朝食時にいただいているものなので

珍しいものではありませんが

一人一袋と渡されると、何か特別なものになるような感じ。

ここでの生活は、食べ物を個人用に小分けにする機会は

あまりありませんので。



さて、今からお姉さんとカリシュラ作りです。

今夜の子供たちには、ちゃんと間に合いそうですが

断食中のお菓子作りは、食欲との闘いです(笑)





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