アラブ・アンダルス都市、シャフシャーエン

  • 2010.07.04 Sunday
  • 05:32




リーフ山脈の山間に現れる白と青の町、シャフシャーエン。

14〜15世紀、当時イベリア半島南部を支配していたムスリムが

勢力を回復したキリスト教徒のレコンキスタ(国土回復運動)の拡大により

逃れてきて建設した町。

町の中心にあるカスバの博物館によると

勢いをさらに増すカトリック勢力から身を守るため

そして、自らの攻撃態勢を整え反撃する機会をうかがうために

あえてこの険しい山間地帯に町を建設したそう。

そのためか、この町は町の情景も人柄も他のモロッコの都市とは少し違う。









シャフシャーエンを訪れて、まず印象的なことは

白と青で彩られた町並み。

白と青というと、カサブランカやエッサウェーラでも見かけられる風景ですが

ここシャフシャーエンの青は少し違う。

沿岸都市の青が海の青なら、シャフシャーエンの青は雪山の青。

この淡い青がメディナの道や階段にまで色を与えています。











カスバの塔から旧市街を眺めると…

うん?どこかで見た景色のような…

グラナダのアル=ハンブラ宮殿から旧市街を見たときの景色と同じ!!

背後にそびえたつ山とその裾に広がる白い町。

これも、モリスコ(イベリア半島に居住したムスリムをさす)が

建設した町というのですから、驚きません。







この日、ちょうどアラブ・アンダルス音楽祭が町で開かれていました。

ウードにバイオリン、打楽器に女性歌手から構成されるこの楽隊。

響きはアラブ音楽のようですが、

テンポの揺れや打楽器の拍子の打ち方、掛け声のかけ方などが

フラメンコを連想させる調子。

町じゅうから鑑賞客が訪れたのでは?

というほど多くの地元の人であふれていたこの音楽祭。

シャフシャーエンの人は、顔つきも欧米人によく似ていて

服装などのスタイルも、オープンな印象。



険しい山中に位置するからこそ

外部からの影響を受けにくく

独自の文化スタイルを現在まで継承してきたシャフシャーエン。

この町、そしてここに暮らす人こそ、

アラブ=アンダルスの遺産だと感じました。





これから地中海へ向かいます!

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