2月20日 国民と改革

  • 2011.02.20 Sunday
  • 06:00
一部のインターネットサイトで記載されているように

2月20日は、チュニジアやエジプトと同様のデモが

モロッコでも呼びかけられている。

現在、マラケシュ市内では

気味が悪いくらい警察官の姿を見掛けない。

数日前から、一部報道機関では

公的資金の投資拡大や雇用の創造についての対策が打ち出されている。



今回のデモの大きな目的は、雇用機会の増幅、

特に若者の失業問題に対する対策を訴えるもの。

そして、政府改革。

ここでは、敢えて名前をあげませんが

一部の政府高官の横領や汚職に対する不満から

その退任を訴えるもの。



王制がどうだとか、独裁がどうだとかいう

統治システムの問題ではなく

現在の市民をとりまく状況、環境が

特に若者をデモ参加に駆り立てていると言えるのではないでしょうか。



実際のところ、現国王ムハンマド6世により

特に地方の改革が推進され

その恩恵を肌に感じている国民も少なくない。

また、人権問題委員会の開設や積極的な環境問題対策など

対外的にも好感を得ている部分もある。



外部からモロッコのデモを耳にすると

「国王による独裁が問題だ」と言われるかもしれないが

現在、モロッコ国民が嫌悪感を抱いている矛先は

そのような単純なものではないでしょう。



チュニジア、エジプトと革命に成功しました。

国を変えることができるのは、その国の国民です。

その国民が一致団結して闘いぬいた、その勝利は素晴らしい。

でも、国造りというのは、簡単なものではない。

本当の問題は、革命後にあります。



デモに参加する強固な意志を持った国民が

勝利を得た後にも、その意志を見失わないように

調和のとれた展開になりますように。





にほんブログ村 海外生活ブログ モロッコ情報へ
にほんブログ村

スポンサーサイト

  • 2019.08.18 Sunday
  • 06:00
  • 0
    • -
    • -
    • -
    コメント
    コメントする








        

    PR

    calendar

    S M T W T F S
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930     
    << September 2019 >>

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    • “Fair”「平等」の観点とは?−フェアトレード活動を通じて―
      はま (07/30)
    • “Fair”「平等」の観点とは?−フェアトレード活動を通じて―
      marojap (07/28)
    • “Fair”「平等」の観点とは?−フェアトレード活動を通じて―
      はみがき (07/11)
    • “Fair”「平等」の観点とは?−フェアトレード活動を通じて―
      はみがき (07/11)
    • ソラマメ丸焼きとグリーンピースのタジン
      marojap (04/30)
    • ソラマメ丸焼きとグリーンピースのタジン
      はみがき (04/30)
    • モロッコ方言アラビア語、ミニ講座?動詞の活用
      三毛猫 (04/01)
    • モロッコ方言アラビア語、ミニ講座?動詞の活用
      marojap (01/26)
    • モロッコ方言アラビア語、ミニ講座?動詞の活用
      履歴書 (01/21)
    • オリジナル「ボ・シャルウィット」 −生産者と消費者の枠を超えて―
      trivago (11/12)

    recommend

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM