食料品価格、高騰の兆候

  • 2011.03.27 Sunday
  • 16:31
この冬は、思うように雨に恵まれなかった

マラケシュ近郊の農村地帯。

先日、アイト・ウーリールから山沿いの道を通って帰ってくると

その道中の村の麦畑は、一面が土色…

この地域は、近くに水源がなく

自然の恵みのみが頼りの農業地帯。

この時期に、この状態では、これから雨に恵まれたとしても

同地域からの小麦の収穫は期待できません。



私が滞在する農村は

近くに水源があり、古くから

ムスリムのみでなくユダヤ教徒の方も多く定住していた地域です。

どうしても水が必要となれば

水源から水を流します。

(とはいっても、水の有り余っている地域ではありませんので

厳重に役所に管理され、多くの場合、水は有料です)







上記の写真は、定期的に水を与えたもの。

現在では、麦の穂が顔を出し始めています。

下記の写真は、自然に任せたもの。

この農村でも、水源から少し離れた地帯では

麦はすっかり干からびてしまっています。







2週間前、この地域は、何ヶ月かぶりに

まとまった雨に恵まれました。

トゥバーラカ ッラー!(神の恵みに感謝を!)



定期的に水を与えた麦畑は

この雨を受け、無事収穫にありつけそうですが

雨量の足りなかった地域の状況を考えると

収穫量は充分でないと言わざるを得ません。



小麦は、モロッコの主食。

これが不作に陥ってしまうと

価格が高騰し、社会不安の要因となります。

農業国モロッコも、常に自然との闘い、共存です。





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雨乞い

  • 2011.01.28 Friday
  • 16:54




今日は、久しぶりに雨が降りました。

日本にいるときは、雨降りと言えば

あまりいい気分ではありませんでしたが

ここでの雨は、待ちに待った待望の天からの恵みです。



今年は、なんだか思うように雨の降らない冬です。

この時期の雨量は、

モロッコ人の主食である

小麦、大麦をぐんぐんと育てる糧になります。

アトラスに積もった雪は

春先に畑を潤す雪解け水へと姿を変えて

大地に吸収されます。



降水量が少ない年は

凶作が物価の高騰を招き

農業国モロッコに大きな打撃を与えます。



最近のもっぱらの話題は

野菜の価格の高騰。

最も低価格の場合のトマト1キロの価格2DH以下に対し、

現在は10DH。

食料品価格の上昇は

直接、各家庭の生活を圧迫します。







チュニジアに続き

現在では、エジプト、イエメンでも反政府デモが相次いでいます。

不安定なマグリブ、北アフリカ情勢が続く中

大地の乾きが人の心に熱を与え

状況悪化に拍車をかけないよう祈るのみ。



この地域では、モスクでフキーを中心に

雨乞いの祈りをあげる習慣があります。

どうか十分な天の恵みを授かりますように。





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日本冬野菜の畑デビュー

  • 2010.12.07 Tuesday
  • 16:30






モロッコでは、なかなか手に入らない日本野菜。



ホウレンソウ。

ベルベル村では、野生のホウレンソウ?とでもいうのでしょうか

似たようなお植物を自然の中で探すことができます。

しかし、日本のものとは異なり、

背が高く、茎も太く、硬い感じ。



白菜。

モロッコでも、小さな白菜を見かけたことがありますが

ベルベル村周辺のスークでは、希少な存在。



ネギ。

こちらは、モロッコにもありますが

日本の茎の太いものを用意いたしました。



サラダ菜。

全体的に、緑の葉野菜を食べる機会の少ないモロッコ。

胃の消化を助けるためにも、サラダ菜を育ててみました。



その冬野菜たちも、プランターで順調に育ち

昨日、ようやく畑デビューをいたしました!!



乾季の間、作付けが行われていない畑の一角を

鍬で耕すことから開始。

ここ最近の雨にもかかわらず、

土の表面は、乾燥し、耕すにも一苦労…

昨日は、なんだか風が温かいという変な気候で

余計に汗をかきました。



早く順調に育って、収穫を迎えられますように!!

冬は、やっぱり白菜のたっぷり入った鍋が食べたい!



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男たちの夜の戦い

  • 2010.12.02 Thursday
  • 23:50




順調に雨に恵まれているマラケシュです。

カサブランカやムハメディアでは

大雨による死者が多く出ていると伺っておりますので

喜んでばかりはいられません。

集中豪雨になると、メディナの古い家屋など

崩れる恐れがあるため、たいへん危険です。



しかし、農業地帯にとっては、ありがたい雨。

この時期は、小麦・大麦の作付けにあたるので

ベルベル村の男性陣は、「水取り合戦」を夜通し繰り広げます。

この地域は、近くに古い川が流れています。

そこから各家庭の麦畑に水を通わせるのですが

上流で誰かが水の通るルートを確保していないと

他の人に水の流れを変更される可能性があります。

水の流れは、土を盛ったり崩したりで簡単に変更できますから。







一方の畑では、全体に水が行き渡るように

一列一列、やはり土を盛ったり崩したりしながら作業を進めていきます。

この作業を一晩中かけて行うのです。

なぜ夜なのかというと、

川の水位の調節上、夜に水が流れるため、

そして夜の闇の中では、水流の変更を行いやすいためだそうです。

昼間では、遠くからでも誰が何をしているのか容易に発見できますので。



こうして、男たちの夜の戦いが繰り広げられるのでした。

太陽が昇るころには、すっかり水の行きとどいた麦畑に変身。

女性陣は、早起きして朝ごはんを届けるのでした。





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オリーブの収穫、始まる

  • 2010.11.30 Tuesday
  • 23:17




「もうひと雨待って…」

と収穫を先延ばしにしてきた我が家も

犠牲祭中の雨を受け

ついにオリーブの収穫にとりかかりました。



昨日、日曜日は学校も休みとあり

家族+近所の親戚の子供も集めて

オリーブ畑へ。



オリーブの収穫作業だけは

小麦のように機械に頼るわけにはいきませんので

どうしも人手が必要となってきます。

木の下に、先日の日記で紹介した「ボ・シャルウィット」や

農業用のビニール袋「ハンシャ」を広げ

オリーブの実を一つ一つ下に落としていきます。

最後に、落ちた実は

葉や枝と分類してまとめていきます。







うちのオリーブ畑には、30本近い木がありますが

毎年、一年中消費するだけの収穫量に至ります。

それも、一週間で2リットル以上のオリーブオイルを使用しているのに!

サラダ油に比べて、体に良いとされるオリーブオイル。

本当に、ありがたい限りです!!



朝から畑に出て

お昼には、お姉さんがランチをデリバリーしてくれ

その後は、お姉さんも作業に加わりました。

人員がこれだけ集まると、話題も尽きない…

最新の携帯電話の話から、学校での出来事、愛犬・愛ネコの話まで…

日が暮れるまで収穫作業が続いたのち

家に帰ると、お母さんがクスクスを作って待っていてくれました(^−^)



家族一緒に作業をし

みんなでテーブルを囲む。

今日もあったかい一日でした♪



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