連合軍、リビア攻撃開始

  • 2011.03.20 Sunday
  • 16:12
エジプトの革命を受けて



隣国リビアでも反体制勢力の闘いが始まっていた。

リビアの政治について、詳しくはないが

統治者カダフィー大佐が長期に及び独裁政権を率いた

反米国として良く知られている。

そして、数年前の国連総会における

長時間にわたる演説と痛烈な国連機能への批判は

ある意味、的を得ている部分もあり

海外メディアでも大きく取り上げられた。



そのリビア。

反体制勢力の闘争に対し

武力を用いて弾圧を決行した政府側。

反体制側の死者の数は、数千にも上ると報告されている。



一方で、トリポリでは、カダフィー支持者のデモ隊の活動も活発化している。

見たところ、政府内部にも何らかの対立がかつてから存在し、

隣国に触発されて、それが一気に加速したのでは?

と想像をめぐらせてみる。

そのような背景があるとしたら、

エジプトやチュニジアの場合とは

少し性格が異なるのではないかと思う。



昨日、停戦を受け入れると発表したリビア政府。

その後も、反体制勢力への攻撃が継続されたため

本日、英、仏、米などの連合軍が

リビアの空軍基地を中心に攻撃を加えると表明した。



海外メディアで報じられている各国代表の会見を聴く限り

英国は、「国連決議に違反してないよ。各国代表で決めたこと!」

米国、「米国だけじゃないよ。連合軍も一緒に実行するよ。」

とイラク攻撃の是非をめぐり、各国から批判を受けている大国が

今回の攻撃の言い訳をしているようにも聞こえなくない。



リビアの「自由」のために。

リビアの市民の「民主主義」のために。

相変わらずの大国は、再び他国を攻撃するのだそうです。



果してそれが、現在のリビアにとって本当に必要なのか?

リビアの情報筋からは、すでに連合軍のミサイル攻撃によって

市民に犠牲が出ていると報道されています。

新たな悲劇が、憎しみが、また生まれそうな気がしてなりません。







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祈り

  • 2011.03.18 Friday
  • 18:31
地震の影響がメディアで報道されるたびに

今現在、日本にいない私も怖くなる。



一瞬にして、崩壊した生活。

信じ、依存してきた科学技術の限界。

自然の威力の絶大さ。

何よりも、「日本」という経済大国に寄せてきた

「安心感」の、ある種の失墜。



この巨大地震が日本に与える影響は

計り知れない。



空腹を抱え、避難生活をされている

ある被害者のインタビューがBBCで報道されていました。

「早く、終わってほしい。そう祈るしかない。」



祈り…

普段の日本の生活からは

少し離れてしまっている場合も多い、この行為。

でも、人が本当に窮地に陥った時

最後にできる精一杯の行為は

祈ることなんだと思う。



紛争地に生きる人は

「なぜ、自分たちだけがこんな目に会うのか?」

と疑問を抱き、神の仕打ちを恨んだりしないのか

と以前、ムスリムの人と話したことがあった。

彼らの答えも「祈るしかない」だった。



人は、最終的には、神に拠り所を求める。

この絶対的な存在なしでは

人は、生きていけないようにできているのかもしれない。

そういう意味では、一部の現代社会で

軽視されつつある宗教というのは

いかなる形であっても、

やはり、人間の精神を支える大切なもの。



人間と言うのは、自分勝手なもので

自分に危機が及ばない限り、

なかなか本気で他人の危機を感じることができない。

世界には、ある日突然、ブルドザーや砲弾で住居が破壊され

行き場をなくしたうえ、飢餓に苦しむ多くの難民がいる。

相手が、自然ではなく、同じ人間であるだけ

難民が抱く敵意や憎悪も計り知れない。



今回の災害は

日本人各個人に、「当たり前のこと」が当たり前でないと気づかした。

初めて「エコ」という意味が分かった方も多いかもしれない。



被害者の皆様の苦悩が少しでも和らぎますように。

日本の国を挙げた復興が、さらに国を発展させるものになりますように。

心よりお祈り申し上げます。





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東北太平洋沖地震

  • 2011.03.14 Monday
  • 17:57


連日、海外メディアでも報じられているように

東北三陸地方を中心に、戦後最大級の地震

マグニチュード9.0が発生した。

現在でも、1万人以上の方が行方不明となり

死者の数も事件の経過とともに増している。



モロッコの私が住んでいる地域では

昨日は、無計画に9時間の停電。

その前からネットの接続は午前中のみに限られるなど

思うように友人の安否を確認することができませんでしたが

漸く、連絡が取れました。



阪神大震災が発生したとき

震度4の揺れを経験した広島地方。

当時、小学生でしたが

今でも、その揺れの長さと恐ろしさを覚えています。

ところが、今回の規模はそれをはるかに上回るもの。

被災地の方が味わった恐怖感というのは

想像を絶するものです。



モロッコでも、周りの友人や近所の方が

家族の安否などを気遣ってくれています。

小学校に通う子供たちも

「日本は、大変なことになっている。大丈夫?」

と帰り道に拠ってくれ、

また、この日は、偶然ポルトガルに出かけていましたが

飛行機の中では、見ず知らずの方が

発生した事態に対し、お見舞いの言葉をかけてくれました。

海外からの関心度も非常に高く

救助隊なども各国から駆け付けている模様。



また、今回は地震だけでなく、津波と原発の事故。

町が消えたという南三陸町のみなさん。

1万人以上の犠牲が出ているという宮城県のみなさん。

原発の影響で今もなお、恐怖の中に避難生活をされているみなさん。

余震が起きるたびに、震え上がる思いをされているみなさん。

ある方の日記にも書かれていましたが

死んでも生きても、非常に辛い現実と向き合わなければならない。



地震も水不足も津波も干ばつも

どれも自然の力によってもたらされるもの。

これを相手にすると、人間のできることなんて限られてしまいますが

それでも、1日も早く被災者が安心して暮らせる

日常生活が取り戻せますようにと願わずには居られません。







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Blog村をご覧の皆様へ

地震の知らせを聞く以前に書きあげていた「バラカ ッラー フィーカ」という題名の日記を間違えてUPしてしまいましたが、今の日本の事情にマッチしないため、削除させていただきました。日を改めて、更新させていただきます。

モロッコ、デモ参加者の動機とは?

  • 2011.02.22 Tuesday
  • 05:40
2月20日、モロッコ各地で事前の予告通り、

市民によるデモが発生しました。



モロッコの情報筋によると

ラバト、カサブランカなどの大都市で

数千人規模のデモが発生。

中でも、店舗破壊や車両の放火などの暴力を伴う混乱となったのは、

マラケシュとタンジェ。



先ほど、用事を済ませに

マラケシュ市内に出る機会がありましたので

市内でデモを目撃した人、

混乱の中心地であった富裕層が多く居住する地域のお店で働く人、

政府関係者と今回のデモについて話をしました。



特に日系の一部メディアやブログなどで

今回のデモの参加者の目的は

「国王権力の縮小を求めるもの」と

非常に短略的な見解が述べられていますが

話を聞く限り、デモ参加者の要求が

直接、国王に向けられているようには感じませんでした。

実際、他の中東諸国のように国王の退任を求める声はなかったようです。

もちろん、様ざまな意見や要求がありますので

そのような見解を有している方もおられると思います。



西側メディアや中東系の情報筋、そして現地の方の話を聞く限りでは

今回のデモ参加者の主な要求は経済改革。

具体的には、雇用確保、医療機関の整備、食料品価格高騰に対する下落措置、

そして憲法改革に教育改革。



昨日からモロッコの報道機関でも述べられているように

各地で発生したデモの多くは、非暴力で展開され

暴徒化したマラケシュ、タンジェのデモでは

主に13〜16歳の少年が、暴力行為に走ったという。

マラケシュ市内のZARAやマクドナルドが立ち並ぶ富裕層の多い地域では

店舗のガラス窓が破壊され、銀行が襲撃を受けた模様。

本日、同地域を通りかかると

割れたガラス窓を修理しているところでした。

(その他、アル・フシーマ市では、暴徒化したデモ隊5名死亡。)



では、なぜ、このような少年層が暴徒化したのか?



市内に出ると、死んだような眼をした少年たちをよく見かける。

彼らには、村の子供にあるような素朴さがなく

他人に嫌悪感を抱かせるような行動を平気でとる。

このような少年たちを見かけるたびに

「なぜ?」と考えてみる。

慢性的な格差社会の中で育った少年たちが

そのどうしようもない怒りのやり場を

このような機会に求めたのだろうか?



いずれにしても、国王権力の統治範囲もまだ十分に理解していないであろう

少年たちが暴力に訴えでるという、

その状況を深く分析してみる必要がありそうです。



また、中東諸国といってもその政治体制も経済社会状況も様ざま。

状況をよく理解することなく

安易に、「国王の独裁に第一の原因がある」と断定する見方は

現在のモロッコの状況にマッチしないかもしれない。





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2月20日 国民と改革

  • 2011.02.20 Sunday
  • 06:00
一部のインターネットサイトで記載されているように

2月20日は、チュニジアやエジプトと同様のデモが

モロッコでも呼びかけられている。

現在、マラケシュ市内では

気味が悪いくらい警察官の姿を見掛けない。

数日前から、一部報道機関では

公的資金の投資拡大や雇用の創造についての対策が打ち出されている。



今回のデモの大きな目的は、雇用機会の増幅、

特に若者の失業問題に対する対策を訴えるもの。

そして、政府改革。

ここでは、敢えて名前をあげませんが

一部の政府高官の横領や汚職に対する不満から

その退任を訴えるもの。



王制がどうだとか、独裁がどうだとかいう

統治システムの問題ではなく

現在の市民をとりまく状況、環境が

特に若者をデモ参加に駆り立てていると言えるのではないでしょうか。



実際のところ、現国王ムハンマド6世により

特に地方の改革が推進され

その恩恵を肌に感じている国民も少なくない。

また、人権問題委員会の開設や積極的な環境問題対策など

対外的にも好感を得ている部分もある。



外部からモロッコのデモを耳にすると

「国王による独裁が問題だ」と言われるかもしれないが

現在、モロッコ国民が嫌悪感を抱いている矛先は

そのような単純なものではないでしょう。



チュニジア、エジプトと革命に成功しました。

国を変えることができるのは、その国の国民です。

その国民が一致団結して闘いぬいた、その勝利は素晴らしい。

でも、国造りというのは、簡単なものではない。

本当の問題は、革命後にあります。



デモに参加する強固な意志を持った国民が

勝利を得た後にも、その意志を見失わないように

調和のとれた展開になりますように。





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