ファティマさんの村

  • 2019.05.23 Thursday
  • 01:06


サハラへの道のボシャルウィットを

作ってくれているファティマさんは

アトラスの山岳地帯の村に住んでいます。


日干し煉瓦で作られた家は

夏は過ごしやすく

室内は心なしか涼しくなっています。


山道は車が入らないため

ロバや馬さんが大活躍。

ご苦労さまです。


甘やかされて育ちました!

  • 2011.08.09 Tuesday
  • 01:37




モロッコの夏の果物といえば

カルモースやタクナライとして知られるサボテンの実。

今年は、雨季後半に雨がまとまって降ったので

ベルベル村では至る所で

扇を広げたようなタクナライが見かけられます。



この時期、アジジ(義父)の日課は

羊の放牧中に、バケツ一杯のタクナライを持ち帰ること。

そんなタクナライも、次から次へと口に入れられ

あっという間になくなってしまうのです。

このタクナライ、市内では2つが1DHで売られている

ちょっとした季節の風物詩。







ただ、このタクナライ、

皮に無数のトゲがあるので

初心者は、必ずこのトゲにやられてしまします…

タクナライを収穫する時も

長い竹のような木を使用して

遠くからトゲが飛んでこないようにします。

収穫後は、すぐに砂でトゲを落とすか

うちは、井戸が近くにありますので

流水でトゲをある程度、流します。

冷たい井戸水で洗うと、タクナライも冷えておいしい!!







先日、スークの友人を訪ねると

日本人観光客が、このトゲの存在を知らずに

皮ごと食べてしまったのだとか。

日本では、まず見かけられることのない果物ですから

無理もないのですが、口中、胃の中までトゲトゲで大変だったことでしょう。

一つのトゲでも、刺さってしまうととても気になりますので

毛抜きなどを利用して人にとってもらうほどです。



そんな危険なタクナライ。

私は、誰かが食べているのを見つけると

すぐに便乗して、皮をむいてもらって食べるのでした!

子供たちと一緒に、タクナライがむかれる順番をひたすら待つ…

「トゲが刺さるから」といって

我が家の過保護な保護者は、いつまでたっても

私には食べ役で留まらせた結果

自分でむいて食べれない子になったのでした!





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モロッコサロンと御もてなし好き?ベルベル女性

  • 2011.06.20 Monday
  • 09:04
しばしば、「モロッコ人は御もてなし好き」とか

「お客様をお迎えするのが大好き」とかいう

観光客や現地滞在中の外国人の方の言葉を良く耳にします。

ベルベル村に暮らし3年以上が経過し

それが、少し表面的なものだと感じ始めています。



確かに、モロッコ人の多くは

旅人やお客様が来られると

異常なぐらい「歓迎」してくれます。

お茶を出して、パンとオリーブを添えて

その上、料理をもてなすことも。

その後は、コーヒーやデザートが振る舞われ、

「もうお腹いっぱい(シュバート)」とお客様に言わせるまで、

ひたすら「食べんさい!(イーシ!)」攻撃。



夏になると、都市や海外在住の親戚が帰ってきます。

そんなとき、うちの家でこんなに食べた後

お隣の親戚方でも、同じような振る舞いが繰り返されるのです。

(ベルベル村では、父方親族と軒を連ねて暮らしていることが多いからです)

「もう、お腹一杯だから!」といって

お隣の親戚からの申し出を断ると

「あの家では、食べるのに、うちでは食べられないのか」

というような声が上がることも。

1軒を訪問すると、1親族を訪れるのが礼儀です。



しかし、3年もいると、台所事情もベルベル語もわかってきます。

表面上は、もちろん「大歓迎」なのですが

台所では「誰がお茶入れるのよ!あんたが入れなさい!面倒だわ。」とか

「パンがないじゃない。なんで今頃来るのよ。」とか

「貴重なはちみつは、見えないところに隠して。持っていかれるから!」などなど。

私は、正直「お茶とパン出しとけば、いいじゃない。卵も焼くの?十分よ。」とか

(卵は、有精卵の庭の鶏からいただいたものの価値が重視されます)

思ったりするのですが、ベルベル村の女性、

外部の方のご意見通り、一生懸命、最大のもてなしを始めます。



しかし、このおもてなし、「心から歓迎します」という気持ちも

もちろんあるとは思うのですが、どちらかというと

「あっちの家に行って、この家では大した歓迎を受けなかった。」と

風評されるのを警戒して、もてなしているようにも感じるのです。

ベルベル村での生活では、「恥」という言葉をよく耳にします。

恥をかかないように、悪い噂をたてられないようにお客様に振る舞う。

ゲストは、家から家に渡り歩くものと考えられていますので

彼らの意見は、あっという間に村中に広がっていきます。

実際、あまり私の家族が訪問しない家を私が訪れると

帰宅後に「あの家には、テレビはあったか」とか

「どんなお茶がでてきたか。肉は出たか。」とか質問攻めにあいます。







そんな大切なお客さまをお迎えするサロン。

もちろん、家の中の最高級のラグが敷かれ

クッションカバーとおそろいの応接セットが置かれたうえに

ガラス棚には、普段使用しない高級なお皿やグラスが飾られていることも。

(少しでも、バラエティーを増やすため、最近の応接セットの生地は、リバーシブルです!)







こちらの写真のモロッコサロンは

中庭に急きょ、作られたもの。

お部屋の中にお客様を迎える準備ができていないときや

気温の上がる夏場の夕どきには、このようなサロンが登場します。

注目は、やはり、ラグと羊の革+毛を利用したラグ(ヒードゥーラ)。



内部の視線からみた、御もてなし好きベルベル村事情でした!







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お腹いっぱいメロン

  • 2011.06.07 Tuesday
  • 19:40




日本では、高級品として(少なくとも我が家では)

知られるメロン。

ベルベル村では、近所の農園でも栽培していることもあり

毎年、たっぷりいただきます。



今は、メロンシーズンの序盤。

「トリに食べられるから。」

と言って早期の収穫を好む村の方。

お庭のアプリコットなんて

熟れる前に、すでに完食ってこともしばしば。

「トリって誰だ?」

という疑問も自然に浮かび上がってきたり…

こちらのメロンも、まだまだ小ぶりな感じですが

それでも、甘いあたりも多い。



昼食後、次々に切られるメロン…

誰があたりを見つけるか、

もちろん、当てた人が甘い汁を吸う…

熾烈なバトルを繰り広げながら

採りたてのメロンをいただく

贅沢なヒトコマです!





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アラブ人とベルベル人

  • 2011.05.29 Sunday
  • 18:05
モロッコの民族構成は

アラブ人70パーセント、ベルベル人30パーセント

などと記載されている文章を目にすることがある。



モロッコの国勢調査を含め

日本の戸籍謄本にあたる書類にも

アラブ人かベルベル人かと所属を問う記載はない。

つまり、上記に挙げた民族構成の割合は

調査されたものではなく、

実際の数値と異なっているという議論も多い。



今日は、この数値の是非を話題にしたいのではなく

そもそも、誰がアラブ人で、誰がベルベル人なのか

そのアイデンティティの据え方を考えてみました。



モロッコでは、アラブ人とベルベル人の間で

民族対立があるという話もよく聞きます。

現国王ムハンマド6世は、シャリーフの家系

(預言者ムハンマドの血を受け継ぐ家系)の出自で

アラブ人に属すと一般に理解されていますが

国王は、ベルベル人の血も引き継いでいるとも言われています。

混血の進むモロッコでは、民族の特定をするのは難しい。

民族対立という言葉も、外部社会から見れば

そのように特定されるのかもしれませんが

実際の対立要因というのは、そんなに単純なものではないような気がします。

(パレスチナ問題を宗教対立と決めつけるのと同様です)



興味深いことに、私が滞在するベルベル人社会では

両親がベルベル系でも、その子供がアラビア語しか話さない場合は

子供は「タアラブ」と呼ばれます。

都市で育った子供の多くは、ベルベル系でも彼らの言語を理解しませんので

みんな「タアラブ」になってしまいます。

逆に、都市からお嫁に来た女性は、当初アラビア語しか理解しませんので

「タアラブ」と呼ばれていますが

言語を理解するにつれて、そう呼ばれなくなっていきます。



「タアラブ」というのは、アラビア語を話す人と理解されます。

しかし、ベルベル系の多くのモロッコ人もアラビア語を話しますが

ベルベル語を話すことができる人には、「タアラブ」とは言いません。

よって、言語の習得という事項に、

一種の民族アイデンティティが置かれていると考えられます。



やはり、相手の言っていることが分からないというのは

社会生活の上で、誤解、混乱、対立の原因となります。

そのような些細なことの積み重ねが

最終的には、「民族対立」というアイデンティティの衝突を招くのだと思います。



しかしながら、言語習得の有無で仲間意識が構築できるなら

和解というのも難しいものではないのかもしれません。





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